はじめてのかいはつがっしゅく(こうへん)

はじめてのかいはつがっしゅく(こうへん)

こんにちは。須田です。

友人が「インターンに行ってきた」という以前の投稿を読んでくれたと言ってくれました。嬉しくなって感想を求めたところ、「確かに満員の通勤電車ってうんこ行きたくなるよな!」と返されました。言われてみればそんなことも書きましたね。僕は元気です。

目次

発端〜1日目

サザエさんの中島くんに野球に誘われるようなノリで開発合宿に誘われた僕。準備やら何やらが何もかもギリギリではあるものの、何とか初日を迎えることができました。

詳しくははじめてのかいはつがっしゅく(ぜんぺん)をご覧ください。

2日目

前日・1日目の夜は「絶対に誰かしら寝坊するんだろうな〜」と思いつつ床に着いたのですが、奇跡的に全員定刻の8時に起床しました。

須田の朝食は前日の残りのカレーです。温かい白米に冷えたカレーを乗せて食べるのはなぜこうも美味しいのでしょうか。

2日目も黙々と開発に当たります。下の写真は友人Mの午前8時53分の様子。友人Mがこの時間に人間的な活動をしているのを目撃するのは数ヶ月ぶりだと思います。すごいぞ開発合宿。

ところで、この開発合宿では友人たちとの割り勘のほとんどを個人間送金アプリを使って行いました。僕、友人U、友人MはKyashというサービス、友人TはLINE Payでのやり取りです。

アプリを使えば1円単位で送金できるので、現金でやり取りするときの「15円持ってる?」「ごめん5円玉無いわ」「あー、じゃあ350円でいい?」「んー、小銭増えるから300円でいいよ」という原始時代から繰り広げられてきた時間の無駄でしかないやり取りから開放されます。

また、財布を出して小銭を探して……という現金でのやり取りよりも圧倒的に手軽に、その場でササッと送金できるため、小旅行で起こりがちな「お金の貸し借りが積み重なってわけが分からなくなる」という事態も起こりません。

参加者が順繰りに現金を使うことで最終的には個人間送金の関係がほぼ均一になり、旅行が終わったら大量に仮想通貨が残ってしまう人がいる、ということもありませんでした。

地味にストレスを感じていた合宿でのお金のやり取りがほとんどストレスフリーになったのは個人的にかなりビッグニュースです。今後もバンバン個人間送金アプリを使っていこうと思いました。

さて、2日目の昼食は友人Uと友人Tの担当です。友人のUの白い服にソースが飛ばないか不安でなりませんでした。

どのメンバーもかなりまともな料理を提供してきます。もはや料理合宿なのか開発合宿なのか分かりません。1人くらい絶望的に料理が下手なメンバーがいたほうがブログの筆が進んで良かったのですが。

午後もそのまま延々と開発です。

2日目の午後あたりから、だんだんと腰が痛くなってきました。椅子は背もたれもクッションも付いた普通のダイニング椅子で、粗悪品だったというわけでは全くありませんでした。ただ、やはりこうも長時間座って作業をし続けると身体にガタが来るようです。開発合宿では椅子がかなり重要であることが身を持って分かりました。

開発はかなり真面目に行われ、ときどきメンバー間でポツリポツリと会話があるものの、それ以外はほとんど話すこともなく淡々と時間が過ぎていきます。

夕方に買い物に行くついでに、気分転換を兼ねて近くの海に足を伸ばしてみました。伊豆らしい、ゴツゴツした海岸です。出向いたのは18時過ぎでしたが、この時間では少し肌寒かったです。

前日、ピザの宅配が到達範囲外であることに絶望した我々(主に僕、というか僕)は、意地でもピザが食べたくなりました。他のメンバーを誘導し、ピザ台を買わせて夕飯はピザにします。

開発合宿の記事なのに飯の写真ばかりです。まあ、開発中の写真などというものはオタクがノートPCに向かって猫背になっているだけで、1mmも絵にならないので仕方がない。

夕飯とともにビールが解禁されるのですが、1日中集中した日のビールは最高に美味いです。ロング缶1本のためだけに1日頑張っていると言っても過言ではありません。

友人Mは成人したてで、ビールはこの合宿がほとんど初チャレンジだった(たぶん)のですが、この飲みっぷりです。成人から1ヶ月経たない友人にビールの美味しさを教えてしまった僕は将来地獄に堕ちるかもしれません。

食後もビールを飲みつつ開発を続け、2日目は25時過ぎに終了しました。

3日目

4日目は帰るのみなので、実質最終日です。3日目も全員定刻に起床。3日間というのはダレずに集中して開発できる最適な時間かもしれません。最終日だからか、普段気さくながらも冷静な友人Uもテンション高めです。

友人Mはテンションが上がりすぎてバターナイフ代わりのプラスチックスプーンをへし折っていました。スプーンが先端だけになってしまい塗りにくそうです。

3日目に入るといい加減腰が限界に近づきつつあります。特に友人Uはかなり辛そうで、ソファーに移ったり少し歩いたりしていました。作業デスクのない環境での集中した作業という面から考えても、開発合宿は3日間が限界かもしれません。3日以上開発合宿を続ける場合は、より意識的に休憩を取り入れないと後半は身体がかなり厳しい状態になると思われます。

開発合宿も後半ということで、各メンバーの開発も佳境に入りつつあります。友人Tはほとんど開発が終了し、友人Mの制作物もだいぶ形になってきています。友人Tは自分が担当している仕事を集中してこなしていたようです。

僕この合宿でFlutterに入門していたのですが、なんとなく雰囲気を掴み始め、はじめてのアプリが少しずつ見えてきてました。Flutterは友人Uが職業として書けるレベルで、今回の合宿ではそれを考慮した上でFlutterに入門すると決めていました。新しい言語やフレームワークに入門する際、分からないことをリアルタイムに質問できる環境があるのはかなり心強いです。

今後も開発合宿に参加するときは、一緒に行くメンバーの強い技術を盗むことを目当てに参加するのも良いと思いました。

3日目の昼食はガストの宅配をお願いしてみました。地図で見るとかなり遠くにあるガストから配達してくれるようです。ガストのお兄さんありがとう。

天気が良かったので2日目の夕方に訪れた海岸に再度向かい、ピクニック気分で食べることにしました。

いい写真です(自画自賛)。この合宿のベストショットかもしれません(自画自賛)。

午後もさらに開発です。

友人Tと友人Mは今回の合宿で制作物を作っていたので、ここで紹介しようと思います。

友人Tは、自宅の鍵をスマホを通して管理するためのキットを開発していました。Raspberry Piを使って制御するとのことで、今回の合宿ではそのソフトウェア部分の開発をしたようです。認証周りで友人Uの助言も受けつつ、3日目の午前にはかなり形になっていたようでした。帰宅後、大学の3Dプリンタを活用しつつハードウェアの開発に移るとのことです。

友人Mは、我々が所属する情報科学類の卒業要件を確認するwebサービスを開発していました。学類が開設している各科目について「未履修」「履修予定」「履修済み」の3つの状態に設定でき、自分が卒業要件を満たしているか、満たしていなければどの科目を取れば満たせるのかを確認できます。帰宅後に僕も試してみたのですが、複雑なことを考えずにグラフィカルに要件を確認できるのでかなり使いやすかったです。ありがとう友人M。友人Mのおかげで僕も卒業できそうです。

さて、3日目の夕飯は僕と友人Tが担当した麻婆豆腐なのですが、メンバー全員が疲れ果てており、写真が1枚も残っていません。この合宿で食事の写真が1枚も存在しないのはこの1食のみです。開発の疲れもあるでしょうが、メンバーどうしの慣れもあるとは思います。このあたりからも「開発合宿3日間が最適説」が裏付けられます。

3日目は食事をしながら手短かに成果発表をして終了しました。

……と、僕はここで思い出しました。翌日の夕方には新1年生向けに学類組織の説明プレゼンをしなければならないということを。死に顔になりながらスライド資料を作り始めます。初版が完成したのは25時半、その後ボソボソと練習して結局寝たのは26時頃でした。

4日目

4日目は帰るのみです。合宿に向かう特急でビールのない特急列車は悲しいということを学習した我々は、伊東駅でしっかりとビールを調達しました。実家が静岡なので帰省時にたまに飲みますが、静岡麦酒、美味い。

この日は一般的には平日も平日の月曜日なので、周囲には朝から優雅にビールを飲んでいる乗客などいません。多少の罪悪感を感じながら飲むビールも最高です。まあ、ビールならいつ飲んでも最高ではありますが。

東京駅で昼食を取り、そのままつくばに帰宅します。

自宅で髭を剃り、新入生向けのプレゼンをすべくダッシュで大学へ。前日26時過ぎに就寝し、当日は朝からビールを入れている僕の身体はそこそこ限界です。こいつが美味すぎる。

新入生の期待を破壊するような雑さ極まりないプレゼンをし(すまん)、逃げ帰るように帰宅してようやく4日間の合宿が幕を下ろしました。

まとめ

開発合宿はかなり楽しいものでした。気のおけない友人たちと行けばストレスはほとんど感じません。旅行気分も味わえましたし、かなりの集中力でガッと作業を進めることができました。他のメンバーも楽しめたようで、1年に1回くらいはこのメンバーで合宿するのも楽しいかもしれないと言い合えたので良かったです。

今回の開発合宿で得た知見は以下です。

  • 開発合宿はいいぞ
  • 椅子・机が良い宿泊先を選ぼう
  • 飯はメンバーで楽しんで作るとGood
  • 割り勘は個人間送金アプリが超便利
  • ビールは美味い

ではまた。